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4月5日

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司馬遼太郎氏は、坂の上の雲を書いていた頃から

ノモンハン事件をテーマにした小説の取材を重ね、

膨大な資料を集められたそうですが、結局、

生涯ノモンハンの小説を書かずに亡くなりました。

生前、「ノモンハンの小説を書くと

気が狂って死んでしまう」と言っていたそうです。

日露戦争に勝って浮かれ、軍部を先頭に軍事大国を

目指して日本全体が突き進むようになる

大正から昭和の初めには、司馬氏が敬愛できる人物が

見つけられなかったからだと言われています。

 

戦争を知らない私にその気持ちがわかるはずもない

のですが、安倍晋三と彼の支持者についての

具体的な批判を言葉にしなければ、と思いつつも

その作業が憂鬱なのは、ノモンハン取材で司馬氏が

感じた心境に近い気持ちがあるように思えてなりません。

どこかにもっとまともな人間が沢山いるはずだ、と

思いたいのです。

sketch909

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